検査内容
超音波診断装置(エコー)
超音波を使って体の中の臓器を調べます。心臓エコーでは心臓の大きさや壁の厚さ、動きに加え、弁の働きや血液の流れが分かります。心臓が異常に大きくなっていないか、壁に穴が開いていないか、血液が逆流していないかなど、心臓の異常をすぐに調べることが出来ます。さらに、エコーでは心臓の硬さを調べることができ(組織ドップラー法)、心筋の状態がわかります。
心臓エコー以外にも、頸動脈エコー・下肢血管エコー・腹部エコー・甲状腺エコーの検査が可能です。
レントゲン検査
心臓や肺の病気の診断に有用です。心臓の拡大や肺に水が貯まっている状態がわかり、心不全などの心臓病が見つかるきっかけにもなります。
また肺がん、肺結核、肺炎などでは、異常が白い影として映ります。COPDなど肺の病気では黒い影として写るので、肺の病気の早期診断に有用です。
最新式のデジタル解析を行いますので、検査後すぐに診察室で分かりやすく丁寧に説明が受けられます。
心電図・運動負荷心電図(マスター負荷心電図)
胸に電極をつけて、心臓のリズムを電気で記録します。不整脈・狭心症・心筋梗塞などの心臓の異常がわかります。
また、運動した前後で心電図をとることで狭心症がないか調べることが出来ます。
ホルター心電図
5cm×5cmほどの小さな心電図計をつけて、日常生活での心臓の状態を調べる検査です。通常、病院の心電図検査はたった30秒ほどしか調べられませんが、ホルター心電図なら24時間、睡眠中も調べることができます。
当院のホルター心電計は防水ですのでシャワーを浴びることも出来ます。翌日にクリニックにはずしに来ていただき、数日で結果がわかります。
簡易アプネア検査
睡眠時無呼吸があるかどうかを調べる検査です。自宅で寝るときに鼻(呼吸)と指(血液中酸素濃度と脈拍)にセンサーをつけて、翌朝に外します。
クリニックに機械を返却して頂き、数日で結果がわかります。
呼吸機能検査(スパイロメーター)
肺の容積や空気を出し入れする呼吸機能を調べる検査です。肺活量や一気に息を吐いた時の空気の量などを測ることで、肺がどれだけ正常に働いているか診断します。
ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患などがわかります。また、あなたの肺年齢も測定します。
血球・CRP・HbA1c迅速検査
白血球やCRP(炎症で増えるたんぱく質)を調べることで、ウイルスや細菌に感染しているか、炎症はどの程度かが分かります。また、赤血球を調べることで貧血の程度も調べられます。HbA1cは糖尿病であるかがわかります。院内ですぐに調べるため、採血後すぐに結果をお伝え出来ます。
血液生化測定装置(トロポニン、Dダイマー、NT-pro-BNP)
胸痛や息苦しさで緊急を要する病気に急性心筋梗塞、うっ血性心不全、肺血栓塞栓症などがあります。この装置では、トロポニンを測定することで急性心筋梗塞になっているかがわかり、Dダイマーを測定することで肺血栓塞栓であるかがわかります。また、NT-pro-BNPを測定することで心不全の程度がわかります。
コンパクトな機械ですが10分程度で結果がでるため、すぐに説明することが出来ます。